馬疾患辞典
馬の全疾患の解説辞典です。疾患名をクリックすると、病態生理・予防・治療の方向性が表示されます。検索やカテゴリで絞り込みが可能です。
関節軟骨が正常に発育せず剥離する発育性整形外科疾患。飛節・球節・膝に好発。
急速な成長、高エネルギー飼料、遺伝的素因。サラブレッド・温血種に多い
関節腫脹(滑液増量)、跛行、運動時の硬さ。飛節・膝関節・球節・肩関節に好発
成長期の栄養管理(過剰なエネルギー・銅欠乏の回避)、適度な運動
X線検査で確定診断。関節鏡手術による遊離体除去。保存療法(安静・抗炎症薬)も選択肢
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
手術成績は一般的に良好(70-80%が正常運動復帰)。多発性の場合はやや注意
関節面の小骨片剥離。膝・球節に多い。
軟骨下骨に液体貯留した嚢胞。
浅・深屈腱の炎症。サラブレッドに多い。競走馬のキャリア終了原因上位。
過度な運動負荷、不良馬場、繰り返しの微小損傷、加齢による腱の変性
患肢の腫脹・熱感(特に浅屈腱部)、触診時の疼痛、跛行(軽度~中等度)
適切なウォーミングアップ、馬場状態の確認、脚部プロテクターの装着
超音波検査で損傷範囲を評価。急性期は冷却・圧迫・安静。リハビリプログラムに基づく段階的な運動復帰(6-12ヶ月)
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
軽度損傷は良好。重度損傷は再発率が高い(40-60%)。PRP・幹細胞療法の研究が進展中
繋靭帯の炎症・損傷。前肢に多い。
副管骨(添木骨)の骨膜炎。若馬に多い。多くは自然治癒。
球節の基節種子骨の炎症。
関節軟骨の変性と骨変形。高齢馬に多い。
骨の完全または不完全断裂。競走中の疲労骨折に注意。
競走中の高速運動、疲労骨折の蓄積、栄養不良、骨密度低下、不整地での運動
急性の重度跛行、患肢の挙上不能、腫脹、異常可動性、捻髪音。開放骨折では出血・骨露出
適切なトレーニング負荷管理、定期的なスクリーニングX線検査、十分な栄養・カルシウム補給
患肢の固定・安静。長管骨骨折は予後判断が重要。中手骨・中足骨は手術適応あり。大腿骨・脛骨骨折は治療困難なことが多い
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
骨折部位・種類により大きく異なる。若齢馬の不完全骨折は良好。長管骨粉砕骨折は予後不良
棘突起の接触(キッシングスパイン)、筋肉痛、仙腸関節痛等。
繰り返しの運動負荷による微小骨折の蓄積。管骨・脛骨・骨盤に好発。
繋関節・冠関節の変形性関節症。関節性(high/low)と非関節性に分類。
蹄軟骨の骨化。重挽馬に多いが競走馬にも見られる。多くは無症状。
膝蓋靭帯が大腿骨内側顆に引っかかり後肢が伸展位で固定。若馬・低栄養馬に多い。
飛節(距腿関節)の非化膿性関節液貯留。OCD や外傷に続発。
飛節遠位列の変形性関節症。後肢跛行の最も一般的な原因の一つ。
第三中手骨(管骨)背側の骨膜炎・疲労性骨リモデリング。2歳サラブレッドに多発。
足根靭帯の損傷・肥厚。飛節後面の腫脹として触知。
深屈腱腱鞘の液体貯留。飛節内外側に軟性腫脹。多くは無症状。
子馬の四肢の角度異常。外反・内反。成長とともに悪化の可能性。
肘頭部の滑液包炎。起臥時の圧迫が原因。
飛節後面の滑液包炎。外傷・繰り返しの打撲。
関節の側副靭帯損傷。関節不安定性・腫脹。
筋区画内圧上昇。虚血性壊死。全身麻酔後に発生リスク。
深指屈腱の損傷。蹄内の損傷はMRIでのみ検出可能なことが多い。
急速な成長に伴う骨軟骨障害の総称。OCD・骨端炎・肢軸異常を含む。
大腿二頭筋・半膜様筋の線維化。機械的跛行(歩様異常)。
隣接する棘突起の接触・重複。背部痛の主要原因。
球節前面の骨膜炎。若い競走馬に多い。
繋靭帯起始部の損傷。前肢と後肢で臨床像が異なる。
仙腸関節の炎症・亜脱臼。後躯の推進力低下。
関節内感染。重度の跛行・関節腫脹。子馬では血行性感染が多い。
後肢の不随意的な過屈曲・振戦。進行性。原因不明。
後肢の不随意的な過屈曲。毒性植物(豪州型)または特発性。
浅指屈腱の損傷。競走馬に多い。再発率高い。
肩甲上神経の損傷。棘上筋・棘下筋の萎縮。
繋靭帯脚部の損傷。球節部の腫脹・跛行。
顎関節の炎症・変形。咀嚼困難・ハミ受け不良。
ウォブラー症候群。頸椎の狭窄による脊髄圧迫。若馬で多い。
球節部の滑液嚢腫脹。運動馬に一般的。
仙腸関節の亜脱臼・靱帯損傷。後肢跛行・パフォーマンス低下。
若い競走馬の中手骨背側の骨膜炎。疲労骨折の前段階。
環椎滑液嚢の感染。Brucella関連あり。項部腫脹・排膿。
き甲部滑液嚢の感染性炎症。Brucella関連。
筋肉の炎症。免疫介在性筋炎を含む。CK上昇。
QH系の遺伝性ナトリウムチャネル障害。筋の痙攣・虚脱。
膝蓋骨の内側膝蓋靱帯の固定。後肢が伸展位で固定。
関節面直下の骨嚢胞。内側大腿骨顆に好発。
第2/4中手骨と第3中手骨間の骨間靱帯炎。若馬に多い。
手根関節の炎症・骨片。競走馬に多い。
蹄葉(ラメラ)の炎症。蹄骨の回転・沈下に至る。代謝性疾患との関連が強い。
肥満、過剰な穀類摂取、クッシング病(PPID)、EMS、対側肢の負重性蹄葉炎、胎盤遺残後の内毒素血症
歩様異常(特に硬地での前肢痛)、蹄壁の熱感、指動脈拍動亢進、つま先立ち姿勢、横臥、Obel分類Grade I-IV
体重管理、高糖質飼料の制限、春の放牧管理、PPID/EMSの早期発見と管理
獣医師と装蹄師の協力が不可欠。急性期は安静・冷却・疼痛管理。慢性期は矯正装蹄・食事管理。蹄骨のローテーション・シンキングの評価にX線が必要
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
Grade I-IIは適切な管理で回復可能。蹄骨貫通例や重度のシンキングは予後不良。再発リスクが高い
蹄内の細菌感染による膿瘍形成。急性跛行を呈する。
蹄叉の嫌気性細菌感染。悪臭を伴う黒色分泌物。
蹄壁の縦方向の亀裂。蹄管理不良で進行。
蹄壁と蹄底の接合部(白線)が崩壊する真菌/細菌感染。
蹄底の打撲による出血。硬い路面や石による。
蹄壁内に発生する良性角質腫瘤。進行すると蹄骨を圧迫。
蹄叉・蹄底の慢性増殖性皮膚炎。悪臭を伴う肉芽組織の過形成。
蹄骨の脱灰・炎症。慢性的な薄い蹄底や繰り返しの挫跖に続発。
蹄軟骨の感染壊死。蹄冠部に瘻孔を形成し排膿する。
深指屈腱の拘縮による蹄角度の異常増大。先天性または後天性。
蹄踵部の異常な狭窄。蹄叉の退縮を伴う。
蹄底の蹄鉄座面部(蹄角)の挫傷。不適切な装蹄が原因。
装蹄時の釘打ちによる蹄壁生知覚層の圧迫・損傷。
蹄踵の左右不均等な荷重による蹄壁の変位。
白線の角質分離・二次感染。真菌・細菌。
蹄関節の変性関節疾患。跛行。神経ブロックで確認。
蹄壁の亀裂。表在性~全層性。跛行は全層性で。
蹄冠帯の外傷。永続的蹄壁成長異常の原因。
蹄葉の急性炎症。代謝性・感染性・機械的原因。
蹄骨回転/沈下。蹄壁変形。長期管理が必要。
腹痛を主徴とする症候群。原因は多岐(変位、閉塞、捻転等)。死因上位。
急激な飼料変更、砂地放牧、運動不足、ストレス、寄生虫感染、歯科疾患による咀嚼不全
腹部を蹴る・見る、地面に転がる、食欲廃絶、排便減少・停止、頻脈、発汗、フレーメン反応。重症例では粘膜蒼白・CRT延長
規則正しい給餌、十分な飲水、定期的な駆虫、歯科検診、砂地対策
速やかに獣医師へ連絡。飼料・水を一時撤去し歩行させる。疝痛の種類(閉塞性・変位性・絞扼性)により外科的介入が必要な場合がある
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
単純な痙攣性疝痛は良好。絞扼性・捻転では早期手術が予後を左右する。手術成功率は施設・発見時期による
胃粘膜の潰瘍形成。競走馬の60-90%に罹患とされる。
ストレス(輸送・競走・厩舎閉じ込め)、絶食時間の延長、NSAIDs使用、高穀類飼料
食欲低下、体重減少、毛艶の悪化、軽度の反復性疝痛、歯ぎしり、フレーメン反応。子馬では下痢
十分な粗飼料給与、ストレス管理、分割給餌、長時間の絶食回避
胃内視鏡検査で確定診断。酸分泌抑制薬による治療。飼養管理の見直し(牧草中心の給餌、ストレス軽減、給餌回数の増加)
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
扁平上皮部潰瘍は薬物療法に良く反応。腺部潰瘍はやや難治性。環境改善なしでは再発率が高い
砂地での飼養で砂を摂取し腸内蓄積。
円虫、条虫等の消化管寄生。定期駆虫が重要。
大腸の急性炎症。Salmonella, Clostridioides difficile 等が原因。急速に脱水・内毒素血症に進行。
抗菌薬投与後(菌交代症)、Salmonella感染、Clostridium感染、NSAIDs過量投与、ストレス
水様性下痢(大量)、急速な脱水、頻脈、発熱、腹痛、蛋白喪失性腸症による浮腫
抗菌薬の適正使用、衛生管理、ストレス軽減
大量輸液による脱水補正、電解質補正、コロイド輸液、抗菌薬(原因菌に応じて)。蹄葉炎の予防的管理
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
早期の積極的治療で生存率60-70%。蹄葉炎を併発すると予後悪化
大結腸の位置異常(左背方変位・右背方屈曲等)。外科的処置が必要な場合あり。
大結腸内の糞塊停滞。最も一般的な疝痛の原因。脱水・粗飼料過多に関連。
結腸内の鉱物結石。カリフォルニア・アラビア種に多い。閉塞時は外科が必要。
ピロリジジンアルカロイド中毒・感染・胆管閉塞等による肝障害。
食道内の飼料・異物による閉塞。食物残渣を含む鼻汁が特徴的。
慢性的な腸壁の炎症性浸潤。蛋白漏出性腸症。慢性消耗。
自律神経系の変性疾患。消化管麻痺。英国・北欧に多い。致死率高い。
柿等の植物性物質による胃石。消化管閉塞。
ポニー・ロバに好発。ストレス・食欲不振時のエネルギー動員異常。脂肪肝。
腹膜の炎症・感染。重度の腹痛・全身症状。
直腸の脱出。寄生虫感染・下痢・産後に好発。
ESGUS。ストレス・断食関連。有病率60-90%。
EGGD。腺部粘膜の潰瘍。NSAIDs関連。
NSAIDs長期使用。低蛋白血症・下痢・疝痛。
大結腸の360度以上回転。激烈な疝痛。緊急手術。
繁殖牝馬に多い。産後期、大型馬、大結腸のガス貯留
急性の激しい疝痛、急速に悪化、頻脈(>60bpm)、粘膜色の変化、CRT延長、腹部膨満
産後の管理強化、適切な飼養管理、異常の早期発見
緊急外科手術が唯一の治療法。360度以上の捻転では腸管壊死のリスクが高い。術中の腸管色・蠕動で予後判断
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
早期手術例では生存率60-80%。腸管壊死を伴う場合は予後不良。再発リスクあり
小腸の血行遮断。急性激烈疝痛。緊急手術。
腸間膜脂肪腫の茎による絞扼(高齢馬)、大網孔嵌頓、腸重積
急性の重度疝痛、胃内容物の逆流(経鼻胃管)、頻脈、発汗、急速な全身状態の悪化
高齢馬の定期的な健康チェック、疝痛症状の早期発見
緊急手術が必要。壊死腸管の切除・吻合。術後の腸管機能回復管理が重要
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
手術時期と壊死範囲に依存。早期手術で良好、壊死範囲が広いと予後不良
小腸が大網孔に嵌頓。急性疝痛。緊急手術。
回腸の飼料閉塞。Bermuda草乾草。南東部米国。
盲腸への飼料蓄積。入院馬に多い。慢性疝痛。
胃の過膨張による破裂。予後不良。安楽死適応。
重度の胃拡張、穀類の過食、幽門閉塞、イレウス
突然の症状改善(疝痛消失)の後、急速な循環虚脱、頻脈、発汗、ショック症状
疝痛の早期対応、穀類の管理、過食防止
予後絶対不良。確定診断後は人道的安楽死の判断が必要
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
致死的
近位空腸・十二指腸の炎症。大量胃液逆流。
原因不明のことが多い。Clostridium関連説あり。春~夏に多い傾向
疝痛症状、胃内容物の大量逆流(経鼻胃管で8-20L)、頻脈、脱水、イレウス
特定の予防法はないが、衛生管理と飼養管理の徹底
経鼻胃管での胃内容物排液(定期的に反復)、大量輸液、電解質補正。外科疾患との鑑別が重要
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
適切な支持療法で生存率90%以上。自然軽快することが多い(3-7日)。蹄葉炎に注意
急性致死性大腸炎。ストレス関連。敗血症性ショック。
鼠径管への小腸嵌頓。種牡馬に多い。急性疝痛。
新生子馬の胎便排出障害。疝痛症状。
幽門部の狭窄。慢性疝痛・胃液逆流。
十二指腸の炎症。胃液逆流・疝痛。
盲腸・結腸の急性炎症。下痢・内毒素血症。
急性/慢性肝不全。肝性脳症・光線過敏・黄疸。
胃内容物の閉塞。乾燥飼料・柿渋。胃拡張→破裂リスク。
大結腸の腎脾靱帯越え。左上腹部の疝痛。
腸管の重積。小腸(若馬)・盲結腸(成馬)。
胆管結石。黄疸・疝痛。まれ。
炎症性気道疾患〜回帰性気道閉塞。粉塵・カビが誘因。
反回神経麻痺による左側披裂軟骨の機能不全。吸気時異常音。
軟口蓋が喉頭蓋の上に変位し気道閉塞。
激しい運動後の肺毛細血管からの出血。鼻出血を伴うこともある。
喉嚢の感染・真菌症・鼓脹。致死的出血のリスクあり(内頸動脈侵食)。
肺実質と胸膜の細菌感染。長距離輸送後に多い。胸水貯留・敗血症に進行。
長距離輸送後(輸送熱)、競走馬、ストレス、上気道感染の二次感染
高熱、呼吸困難、鼻汁、胸部疼痛(肘を外転)、食欲廃絶、体重減少。胸腔超音波で胸水貯留確認
輸送時の頭の位置確保(頭を下げられるように)、輸送時間の制限、事前のワクチン接種
抗菌薬の長期投与、胸腔ドレナージ(胸水排液)、支持療法。培養・感受性試験に基づく抗菌薬選択が重要
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
早期治療で良好。慢性化や胸膜癒着を起こすと予後注意。元の競走能力への復帰は半数程度
副鼻腔の感染・炎症。一次性(細菌/真菌)または歯原性。片側鼻汁が特徴。
篩骨迷路に発生する進行性の血管腫様病変。片側性鼻出血の原因。
披裂軟骨の慢性炎症・変形。気道狭窄。喘鳴。
喉頭蓋が咽頭喉頭蓋ヒダに捕捉。運動時の異常呼吸音。
EHV-5関連の進行性肺線維症。運動不耐性・体重減少。
鼻咽頭の進行性瘢痕形成・狭窄。南西米国の馬に多い。
鼻腔内の良性腫瘤。片側性鼻汁・気道狭窄。
重度の肺障害。敗血症・吸引・中毒に続発。予後不良。
EIPH。競走馬で高頻度。鼻出血。パフォーマンス低下。
被裂喉頭蓋ヒダによる喉頭蓋包埋。呼吸雑音。
喉頭の先天異常。嚥下困難・誤嚥性肺炎リスク。
喉嚢の膿汁貯留。Streptococcus equi後。鼻漏・頭部腫脹。
Aspergillus。内頸動脈侵食→致死的鼻出血リスク。
子馬。喉嚢内空気貯留。非痛性頭部腫脹。
砂漠環境での珪砂吸入。慢性肺線維化。
放牧環境のアレルゲン。南部米国。喘息様症状。
副鼻腔内の液体貯留嚢胞。顔面変形・鼻漏。
若馬に一般的。Grade I-IVに分類。通常自然退縮。
気管輪の変性。ミニチュアホースに多い。運動時呼吸困難。
インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症。飛沫感染。
Streptococcus equi による上気道感染。下顎リンパ節膿瘍形成。
EHV-1: 神経型・流産型、EHV-4: 呼吸器型。飛沫・接触感染。集団発生に注意。
Clostridium tetani による神経毒素性疾患。外傷からの感染。致死率高い。
創傷(特に深い刺創)、去勢後、蹄底の異物、不衛生な環境。ワクチン未接種馬
全身性の筋硬直、第三眼瞼突出、開口障害(牙関緊急)、耳の直立、尾の挙上、光・音への過敏、痙攣
定期的な破傷風トキソイドワクチン接種(年1回)。創傷時のブースター接種と抗毒素投与
ICU管理が理想。暗く静かな環境、抗毒素血清投与、創傷処理、筋弛緩剤、栄養サポート。治療は長期化することが多い
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
治療開始が早ければ生存率50-80%。重症例は予後不良。回復には数週間~数ヶ月を要する
Theileria equi / Babesia caballi による赤血球寄生性原虫疾患。マダニ媒介。
蚊媒介性ウイルス性脳炎。運動失調・筋振戦・行動変化を呈する。ワクチン予防可。
蚊媒介性アルファウイルス脳炎。EEE は致死率80-90%。ワクチン予防可。
レトロウイルスによる慢性感染。Coggins 検査で確認。法定伝染病。治療法なし。
リッサウイルスによる致死性脳炎。馬は急速に進行。人畜共通感染症。
Neorickettsia risticii による急性下痢・蹄葉炎。河川近傍で発生。
Rhodococcus equi による子馬の化膿性肺炎。1-5ヶ月齢に好発。
馬動脈炎ウイルスによる全身性血管炎。浮腫・流産・結膜炎。種牡馬のキャリア化。
Anaplasma phagocytophilumによるダニ媒介感染症。発熱・四肢浮腫・血小板減少。
Bacillus anthracis。急性敗血症型が多い。法定伝染病。
Clostridium botulinum毒素。弛緩性麻痺。嚥下困難・舌麻痺が特徴。
Brucella abortusによる。項靭帯・関節の膿瘍。瘻管形成。
Taylorella equigenitalis。性行為感染症。不妊の原因。
Trypanosoma equiperdum。性行為感染。皮膚斑・神経症状。
蚊媒介ウイルス。発熱・浮腫・蕁麻疹。自然回復が多い。
Burkholderia mallei。法定伝染病。鼻腔・皮膚・肺の結節。人獣共通。
オオコウモリ由来パラミクソウイルス。呼吸器・神経症状。人獣共通。豪州。
蚊媒介フラビウイルス。脳炎症状。アジアに分布。
レプトスピラ菌。腎障害・ぶどう膜炎・流産。
Borrelia burgdorferi。ダニ媒介。関節炎・神経症状・筋硬直。
子馬の水様性下痢の主要原因。集団発生。脱水が主な問題。
Salmonella属菌。重度の下痢・敗血症。院内感染リスク。
ラブドウイルス。口腔・蹄冠部の水疱。法定伝染病。
Corynebacterium pseudotuberculosis。胸部・腹部の膿瘍。
Clostridium piliforme。子馬の急性肝壊死。突然死。
Trypanosoma evansi。吸血昆虫媒介。貧血・浮腫・進行性消耗。
EHV-3による。性器の水疱・潰瘍。自然治癒。
Stachybotrys chartarumの毒素。口腔壊死・白血球減少・出血。
ボルナ病ウイルスによる脳炎。行動変化・運動失調。中欧に多い。
コウモリ由来リッサウイルス。狂犬病類似の神経症状。豪州。
Lawsonia intracellularis。子馬の蛋白漏出性腸症。低蛋白血症・浮腫。
血液製剤投与後の急性肝壊死。致死率高い。Theiler's disease。
ピジョンフィーバー。胸腹部膿瘍。外傷から侵入。
C. perfringens / C. difficileによる重度腸炎・筋壊死。
増殖性腸症。離乳子馬。低蛋白血症・下痢・浮腫。
アルファウイルス。蚊媒介。致死率80-90%。
アルファウイルス。蚊媒介。EEEより軽度。
アルファウイルス。蚊媒介。人獣共通。
フラビウイルス。蚊媒介。神経症状。ワクチンあり。
H3N8型。高度伝染性。咳・鼻漏・発熱。
EHV-1の神経型。血管炎による脊髄障害。後肢不全麻痺。
EAV。全身血管炎。浮腫・結膜炎・流産。
オルビウイルス。Culicoides媒介。肺型・心臓型。致死率高。
レンチウイルス。コガタアブ媒介。慢性貧血。法定伝染病。
Taylorella equigenitalis。繁殖障害。届出伝染病。
Anaplasma phagocytophilum。マダニ媒介。発熱・浮腫・血小板減少。
Theileria equi / Babesia caballi。マダニ媒介。貧血・黄疸。
Cryptococcus neoformans。鼻腔肉芽腫・髄膜炎。
Aspergillus spp.。喉嚢・肺。免疫不全で重症化。
Babesia caballi。マダニ媒介。溶血性貧血・黄疸。
オルビウイルス。Culicoides媒介。南アフリカ。発熱・神経症状。
アルファウイルス。蚊媒介。日本。発熱・蕁麻疹・四肢浮腫。
パラミクソウイルス。コウモリ由来。東南アジア。脳炎・呼吸器症状。
Burkholderia pseudomallei。熱帯。膿瘍形成。
フラビウイルス。蚊媒介。アジア。脳炎。ワクチンあり。
真菌による皮膚感染。円形脱毛が特徴。伝染性あり。
密飼い、共有の馬具・ブラシ、免疫抑制状態、湿度の高い環境
円形脱毛、鱗屑、痂皮。痒みは軽度のことが多い。鞍傷部や胴帯部に好発
馬具の個別使用と定期消毒、密飼いの回避
真菌培養で確定診断。全身性抗真菌薬または局所治療。馬具の消毒、感染馬の隔離
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
一般的に良好。自然治癒もあるが、治療で回復を早められる
Dermatophilus congolensis による皮膚感染。雨期に多い。
アレルギー反応による膨疹。薬剤・飼料・虫刺されが原因。
BPV関連の皮膚腫瘍。最も多い馬の腫瘍。
肝性または原発性光線過敏。白斑部に紅斑・水疱・壊死。有毒植物摂取に注意。
ヌカカ(Culicoides)刺咬に対するアレルギー反応。たてがみ・尾根部に好発。
外傷部位の細菌感染。腫脹・発赤・排膿を伴う。破傷風リスク評価も重要。
芦毛馬に高頻度で発生する黒色腫瘍。尾根部・会陰部・耳下腺に好発。
皮下組織の急性びまん性感染。四肢に多く、急速な腫脹・疼痛・跛行を呈する。
Habronema 幼虫による皮膚肉芽腫。内眼角・陰茎・四肢遠位に好発。夏季に悪化。
自己免疫性水疱性皮膚疾患。馬で最も一般的な自己免疫性皮膚疾患。広範な痂皮・脱毛。
環境アレルゲンへの過敏反応。慢性搔痒・蕁麻疹。
耳介内面の白色乳頭腫様病変。パピローマウイルス関連。通常無症状。
重種馬の四肢リンパ浮腫。進行性の皮膚肥厚・結節形成。
化学物質・植物等との接触による皮膚炎。局所的。
Onchocerca cervicalisのミクロフィラリア。腹部正中線の皮膚炎。
Pythium insidiosumによる皮下の肉芽腫性病変。熱帯・亜熱帯。急速進行。
コラーゲン異常による皮膚の過度な伸展性と脆弱性。遺伝性。
咬虫シラミ・吸血シラミの寄生。冬季に好発。搔痒・脱毛。
ダニ(Sarcoptes/Psoroptes/Chorioptes)による皮膚疾患。強い搔痒。
パピローマウイルスによるイボ。若馬に多い。通常自然退縮。
四肢創傷部の過剰肉芽組織形成。創傷治癒の遅延。
不適合な鞍による圧迫壊死。背部の脱毛・潰瘍。
繋部の皮膚炎。湿潤環境で好発。痂皮・腫脹・跛行。
皮脂分泌異常。乾性(フケ)または油性の鱗屑。
無色素部位の紫外線障害。白斑部の発赤・水疱。
Corynebacterium pseudotuberculosis等によるリンパ管の化膿性炎症。四肢の結節・潰瘍。
皮膚血管の免疫介在性炎症。紫斑・浮腫・壊死。四肢末端に好発。
Besnoitia bennetti。皮膚硬化・嚢胞形成。ロバに多い。
自己免疫性皮膚疾患。痂皮・鱗屑・脱毛。
免疫介在性皮膚反応。標的状病変。薬剤・感染関連。
繋部の浸出性皮膚炎。多因子。湿潤環境。
前脛骨部の毛包角化。美容的問題。
QH系。四肢の線状角化性病変。遺伝性。
腋窩部の無痛性結節。コラーゲン変性。サラブレッドに多い。
Staphylococcus等。丘疹・膿疱。鞍下に多い。
ヌカカ咬傷アレルギー。尾根・たてがみの激しい痒み。
光感作物質含有植物接触 + 紫外線。水疱・色素沈着。
QH系の遺伝性皮膚疾患。皮膚の脆弱性・裂傷。
Culicoides咬傷。腹正中の痒み・脱毛・痂皮。
自己免疫性のぶどう膜炎。失明の主要原因。
角膜上皮の欠損。外傷や感染が原因。
瞬膜・眼瞼・角膜縁に発生する悪性腫瘍。色素欠乏馬・UV暴露がリスク。
眼圧上昇による視神経障害。ERU に続発することが多い。急性では激しい疼痛。
水晶体の混濁。先天性・外傷性・ぶどう膜炎続発性。
角膜の好酸球性炎症。白色斑状混濁。
眼瞼が内側に巻き込む。角膜への持続的刺激。子馬に好発。
Thelazia lacrimalis。結膜嚢内の寄生虫。流涙・結膜炎。
免疫反応による角膜の非潰瘍性炎症。慢性経過。
角膜の真菌感染。融解性角膜潰瘍に進行する危険性。
虹彩・水晶体・網膜の多発性先天異常。遺伝性。主にロッキーマウンテンホース。
鼻涙管の閉塞。持続的な流涙・眼脂。
Aspergillus/Fusarium。深部角膜潰瘍。衛星病変。
角膜実質内の膿瘍。密封された感染。
非潰瘍性。角膜血管新生・混濁。慢性経過。
水晶体の前方/後方脱臼。外傷・ERU続発。
ERU続発が最多。視力喪失。
結膜の炎症。感染性・アレルギー性・外傷性。
眼窩の細菌感染。眼球突出・疼痛・発熱。
第三眼瞼・眼瞼・角膜辺縁。UV関連。淡色馬に多い。
Habronema幼虫の眼周囲寄生。肉芽腫性結膜炎。
前眼房の炎症。ERU以外の原因。外傷・感染。
Sarcocystis neurona による中枢神経系感染。北米に多い。
Sarcocystis neurona感染(中間宿主:オポッサム)。北米に多い。ストレス・免疫抑制で発症リスク上昇
非対称性の運動失調、筋萎縮(片側性が特徴的)、脳神経障害。緩徐に進行
飼料倉庫の衛生管理(オポッサムの侵入防止)、飼料・水の管理
CSF抗体検査で診断。抗原虫薬(ポナズリル、ジクラズリル)の長期投与。リハビリテーション
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
早期治療で60-70%が改善。完全回復は10-25%。再発リスクあり
頸椎の狭窄による脊髄圧迫。若いサラブレッドに好発。
内耳または中枢性の平衡障害。頭部傾斜・旋回が特徴。側頭骨骨折や耳管嚢膿瘍が原因のことも。
頸椎の狭窄・不安定性による脊髄圧迫。若齢の急成長馬に多い。後肢優位の運動失調。
Sarcocystis neurona による中枢神経感染。非対称性運動失調が特徴。北米で多い。
三叉神経痛に起因する不随意の頭部振り。光感受性型が多い。
末梢神経の広範な変性。進行性の四肢麻痺。原因不明が多い。
馬尾神経の炎症性脱髄。尾の弛緩・排尿排便障害・会陰部無感覚。
小脳プルキンエ細胞の遺伝性変性。企図振戦・測定障害・広基歩様。
椎間板・隣接椎体の感染性炎症。背部痛・進行性の脊髄圧迫。
脊髄の変性。ビタミンE欠乏関連。若馬の対称性運動失調。
フモニシン(カビ毒)による大脳白質の液化壊死。急性神経症状。致死率高い。
下位運動ニューロンの変性。ビタミンE欠乏関連。体重減少・筋萎縮・振戦。
EDMと関連。軽度の対称性運動失調。ビタミンE欠乏関連。
自由生活性線虫Halicephalobus gingivalisの脳内寄生。致死的。
突然の睡眠発作・カタプレキシー。遺伝性の場合あり。
側頭舌骨関節の骨増殖。顔面神経麻痺・前庭症状。側頭骨骨折リスク。
子馬の特発性痙攣。アラブ系に好発。多くは自然寛解。
フラットウィード(Hypochaeris radicata)関連の集団発生型鶏跛。末梢神経変性。
老齢馬の進行性運動障害。PPID関連の可能性。動作緩慢・筋固縮。
ウォブラー症候群。C3-C7の圧迫性脊髄症。
EDM。ビタミンE欠乏関連。若馬の対称性運動失調。
EMND。ビタミンE欠乏。筋萎縮・振戦・体重減少。
側頭舌骨関節の増殖性変化。顔面神経麻痺・前庭症状。
EHV-1の神経型。血管炎→脊髄虚血。後肢不全麻痺。
リッサウイルス。人獣共通。行動変化→麻痺→死。
Halicephalobus等の寄生虫迷入。稀だが致死的。
肝不全に続発。高アンモニア血症。旋回・押し当て・昏睡。
末梢/中枢性前庭障害。頭部傾斜・眼振・旋回。
遺伝性。アラブ種。意図振戦・過度量運動。
仙尾神経根の圧迫・炎症。尾・肛門の弛緩。排尿障害。
後肢の過度屈曲。オーストラリア型は植物中毒関連。
後肢・尾の不随意痙攣。重種馬に多い。進行性。
交感神経障害。縮瞳・眼瞼下垂・発汗異常。
Clostridium tetani。創傷感染。強直性痙攣。予防接種重要。
自律神経変性。欧州・南米。急性型致死率高。多系統障害。
インスリン抵抗性、肥満、蹄葉炎のリスク増加。
旧称クッシング病。高齢馬に多い。多毛、蹄葉炎、免疫低下。
15歳以上の高齢馬。品種を問わず発症。ポニーにやや多い
長毛(多毛症・換毛不全)、蹄葉炎、多飲多尿、筋萎縮、脂肪再分布(頸稜部の脂肪沈着)、免疫抑制による感染症の反復
早期発見のための定期的な血液検査(ACTH)。15歳以上は年1回のスクリーニング推奨
ACTH測定による確定診断。ペルゴリド投与による長期管理。蹄葉炎予防のための食事管理・矯正装蹄。定期的なACTHモニタリング
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
適切な管理で良好なQOLを維持可能。進行性疾患であり治癒はしないが、管理可能な慢性疾患
運動時の筋肉融解。硬直、発汗、暗色尿。
ナトリウムチャネル遺伝子変異。QH系統に特異的。筋振戦・虚脱・第三眼瞼突出。
筋肉内にグリコーゲン異常蓄積。QH・ドラフト系に多い。運動後の硬直・暗色尿。
急性または慢性の腎機能障害。NSAIDs 過量・脱水・毒素が原因。
甲状腺腺腫に伴う甲状腺ホルモン過剰。体重減少・頻脈・多汗。稀。
甲状腺ホルモン不足。子馬では骨格異常。成馬では肥満・無気力。
全身麻酔薬に対する遺伝的反応。急速な体温上昇・筋硬直。致死的。
高リン・低カルシウム飼料による。顔面骨腫脹(ビッグヘッド病)。
白筋病(筋変性症)。子馬に多い。筋力低下・起立困難。
インスリンに対する組織応答性低下。EMS・PPID関連。蹄葉炎リスク。
ポニー・ロバ・妊娠後期。脂肪肝。致死率60-90%。
K喪失(下痢・利尿剤)。筋力低下・イレウス。
同期性横隔膜粗動(SDF)。泌乳馬・運動馬。
Mg欠乏。筋痙攣・振戦・不整脈。
Na喪失・水中毒。神経症状。
EDM・EMND・白筋症の原因。神経筋変性。
夜盲症・皮膚角化・繁殖障害。乾草のみ飼育で発生。
甲状腺腫。新生子馬の甲状腺腫大・四肢変形。
Big Head Disease。Ca:P不均衡。顔面骨腫大。
慢性出血。寄生虫・胃潰瘍。小球性低色素性貧血。
筋線維型変性。GYS1陰性。QH・WB等。
MFM。温血種に多い。運動不耐性・筋痛。
最も一般的な馬の臨床的不整脈。運動能力低下の主要原因。多くは孤立性。
先天性心疾患で最も多い。小欠損は無症状のことが多い。
心臓弁膜の細菌感染。敗血症からの二次感染が多い。予後不良。
大動脈根部・弓部の破裂。急性虚脱・死亡。高齢種牡馬に多い。
心膜の炎症・液体貯留。細菌性・特発性。心音減弱・頸静脈怒張。
Strongylus vulgaris幼虫等による大動脈・腸骨動脈の血栓。後肢跛行・運動不耐性。
VSD・ASD・PDA等の先天性心奇形の総称。心雑音が初期所見。
心臓のポンプ機能不全。うっ血性心不全。運動不耐性・浮腫。
僧帽弁の弁膜症。左心系の容量負荷。心雑音。
三尖弁の弁膜症。右心系の容量負荷。頸静脈拍動。
静脈内への空気混入。医原性(カテーテル関連)が最多。急性虚脱。
最も一般的な不整脈。パフォーマンス低下。自然整復あり。
大型馬に多い。心房拡大、弁膜疾患、電解質異常。運動馬に一過性に発症することもある
不整脈(不規則なリズム)、運動不耐、パフォーマンス低下。安静時には無症状のことが多い
定期的な心臓聴診、電解質管理
心電図で確定診断。キニジン硫酸塩またはアミオダロンによる薬物的除細動。基礎心疾患の評価が重要
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
単独性(lone AF)は薬物除細動で80-90%が洞調律に復帰。基礎心疾患を伴う場合は再発率が高い
僧帽弁閉鎖不全。左心収縮期雑音。進行で心不全。
大動脈弁閉鎖不全。拡張期雑音。加齢に伴い増加。
三尖弁閉鎖不全。生理的なものから病的なものまで。
心房間の先天性欠損。まれ。
心筋の炎症。ウイルス・毒素・免疫介在性。不整脈。
大動脈洞の破裂。種牡馬。突然死または急性心不全。
安静時の生理的不整脈。運動で消失すれば正常。
心室起源の異常頻拍。虚脱・突然死リスク。
PDA。先天性。新生子馬。連続性雑音。
VSD + 肺動脈狭窄 + 大動脈騎乗 + 右室肥大。まれ。
静脈注射合併症。頸部腫脹・疼痛。
臼歯のエナメル質が鋭利に伸長。頬粘膜・舌を損傷。最も一般的な歯科疾患。
臼歯列の咬合面が波状に不整。高齢馬に多い。咀嚼効率が著しく低下。
歯根部の感染性膿瘍。上顎臼歯では副鼻腔炎を併発し片側鼻汁を呈する。
切歯・犬歯の進行性吸収と過形成。高齢馬に多い。重度では抜歯が必要。
歯周組織の炎症・感染。歯の動揺・口臭。食べこぼし。
唾液腺管内の結石形成。顎下部の腫脹・排液。
隣接する歯の間の異常な隙間。飼料の嵌入・歯周病の原因。
第一前臼歯の残存。ハミ装着時の疼痛。
臼歯/切歯の破折。露髄で感染リスク。
臼歯歯根の感染。副鼻腔炎・瘻管形成。
臼歯の鋭い縁。頬・舌の潰瘍。最も一般的な歯科問題。
咬合の不整。波状歯・段差歯・フック。
乳歯の脱落遅延。2-5歳。咀嚼障害。
外傷性。切歯部が最多。不正咬合・採食困難。
上顎前突。先天性。採食効率低下。
細菌・真菌による子宮内膜の感染・炎症。繁殖牝馬の不妊原因上位。
分娩後3時間以上の胎盤残留。蹄葉炎・敗血症に進行する危険。
胎盤の感染性炎症。早産・流産の主要原因。早期兆候は陰門からの排液・乳房早熟。
片側または両側の精巣が陰嚢内に下降しない。行動異常(種牡馬様行動)の原因にも。
毛虫(東部テント毛虫)関連の流産。米国。MRLS。
東部テント毛虫摂取に関連する流産・心膜炎。米国。
分娩進行異常。胎位・胎勢異常。緊急処置が必要。
分娩直後の子宮外反。緊急整復。ショックリスク。
顆粒膜細胞腫が最多。行動変化・無発情。
妊娠後期。膣粘膜の静脈瘤。出血リスク。
分娩時の頸管損傷。不妊の原因。
妊娠後期の子宮回転。疝痛。緊急整復/帝王切開。
妊娠後期。腹壁支持喪失。予後不良。
異常な胎水貯留。急速な腹部膨大。
分娩時の会陰~直腸裂傷。Grade I-III。
エルゴアルカロイド。妊娠延長・胎盤肥厚・無乳。
双胎妊娠。流産・未熟子馬リスク。早期減胎推奨。
EHV-1・細菌・真菌・胎盤異常。原因特定が重要。
精嚢の感染。種牡馬。精液中に膿・血液。
精巣の回転。急性疝痛・陰嚢腫脹。
タンニン含有量の高いドングリ摂取による腎障害・消化器障害。秋季に多い。
カビ汚染飼料によるアフラトキシン摂取。肝障害が主症状。
ニセアカシアの樹皮・葉の摂取。消化器・心臓症状。
ブラックウォールナットの削片を敷料として使用した場合に蹄葉炎を誘発。
カンタリジン含有のツチハンミョウ。消化器・泌尿器に重度の障害。致死率高い。
シアノバクテリア産生毒素。肝毒性・神経毒性。夏季の停滞水域で発生。
ワラビのチアミナーゼによるビタミンB1欠乏。長期摂取で神経症状。
キョウチクトウ・ジギタリス等の強心配糖体含有植物。致死性不整脈を誘発。
リシン含有のヒマの種子。重度の消化器症状・臓器障害。
アルサイククローバーによる光線過敏症・肝障害。レッドクローバーによる流涎症。
ソルガム・ジョンソングラス等のシアン配糖体含有植物。急性窒息症状。
麦角アルカロイドによる末梢血管収縮。四肢末端の壊死・流産。
エンドファイト感染トールフェスクの摂取。妊娠馬の胎盤異常・無乳症。
ホーリーアリッサム汚染乾草。四肢浮腫・蹄葉炎・発熱。
エスクリン含有のトチノキ実・葉。消化器・神経症状。
鉛含有塗料・バッテリー等の摂取。神経症状が主体。
スワインソニン含有のアストラガルス・オキシトロピス属。慢性神経症状。
イオノフォア系抗コクシジウム薬の馬への誤投与。心筋壊死。致死率高い。
ソラニン含有のナス科植物(チョウセンアサガオ等)。消化器・神経症状。
硝酸塩過剰の飼料・水による。メトヘモグロビン血症。チアノーゼ。
フェニルブタゾン・フルニキシン等の過量投与。胃潰瘍・腎障害・右背側大腸潰瘍。
オレアンドリン含有。極めて少量で致死的不整脈。
ファラリス属草本の摂取による神経症状。運動失調・突然死。
コニイン含有のドクニンジン。呼吸筋麻痺による窒息死。
フィトラッカトキシン含有。消化器症状主体。
セネシオ属・クロタラリア属等。慢性進行性肝障害。黄疸・光線過敏症。
枯葉の摂取による酸化的溶血。メトヘモグロビン血症・ハインツ小体性貧血。
過剰セレン摂取。急性:呼吸不全。慢性:蹄壁崩壊・尾毛脱落。
シクトキシン含有。最も致死的な植物中毒の一つ。重度の痙攣。
タキシン含有。極めて少量で急性心停止。予後不良。
抗凝固性殺鼠剤の摂取。凝固障害による出血。
カビ毒汚染飼料による中毒。アフラトキシン・フモニシン等。肝障害・神経症状。
古いペンキ・バッテリー。神経症状・消化器症状。
除草剤・殺虫剤。急性消化器症状・ショック。
有機水銀。腎障害・神経症状。慢性暴露。
亜鉛メッキ柵。溶血性貧血・関節症。
過剰銅摂取。溶血性貧血・肝障害。
慢性:アルカリ病(蹄・毛の変性)。急性:心筋壊死。
過剰鉄投与・ヘモクロマトーシス。肝障害。
ペルシン。心筋障害・乳腺壊死・浮腫。
サイレージ・ヘイレージ中のC. botulinum。弛緩性麻痺。
殺虫剤。コリンエステラーゼ阻害。流涎・縮瞳・下痢。
農薬への暴露、誤飲、汚染された飼料・水
流涎、流涙、縮瞳、下痢、筋線維束性収縮、呼吸困難、徐脈。コリン作動性クリーゼ
農薬の適切な保管・使用、飼料・水の管理
アトロピン投与、2-PAM(プラリドキシム)。除染、支持療法
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
早期治療で回復可能。呼吸筋麻痺が進行した場合は予後不良
セネキオ属等。慢性肝線維化。体重減少・光線過敏。
慢性フッ素過剰。歯・骨の変性。跛行。
Aspergillus産生毒素。汚染飼料。肝障害。
馬白質脳軟化症。Fusarium産生。汚染トウモロコシ。
トールフェスクのエルゴアルカロイド。繁殖障害・無乳。
ツチハンミョウ混入乾草。低Ca血症・腎不全。
遺伝性の重度複合免疫不全。反復感染・早期死亡。
GBE1遺伝子変異。流産・死産・新生子の急死。クォーターホース系。
遺伝性の皮膚脆弱症。出生時から皮膚剥離。致死的。ベルジャン系。
遺伝性の神経疾患。淡いライラック色の被毛。痙攣・角弓反張。致死的。アラブ系。
EDNRB遺伝子変異。全身白色の子馬。腸管神経節欠如(巨大結腸)。致死的。
脂肪酸酸化異常症。新生子馬の急性死亡。
母馬の初乳中の抗赤血球抗体。新生子の急性溶血性貧血。
初乳を介した母馬の抗赤血球抗体の移行。特にサラブレッド・アラブ種に多い。経産馬で発生率が上昇
出生24-72時間後に黄疸、貧血、暗色尿(ヘモグロビン尿)、元気消失、頻脈、頻呼吸
出産前の母馬血清による交差適合試験。陽性の場合、初乳を別の馬から給与(コロストラムバンク)
重症例では輸血。初乳摂取の中止と人工哺乳への切り替え。軽症例では支持療法。母馬の初乳検査(Jaundiced Foal Agglutination test)
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
早期発見・治療で良好。重度の貧血が進行した場合は予後注意
周産期仮死による脳障害。吸啜反射消失・痙攣・旋回。多くは回復。
リンパ球欠損。アラブ系に好発。感染症に対する防御能欠如。致死的。
Actinobacillus equuli による新生子馬の敗血症。元気消失・起立困難。
初乳摂取不足によるIgG不足。感染症リスク増大。
血行性感染による関節内細菌感染。多関節性のこともある。
NI。母体抗体による溶血。Qa/Aa血液型。初乳摂取後。
生後72時間以内。IgG不足。多臓器不全。
初乳の不十分な摂取(IgG移行不全)、不衛生な分娩環境、臍帯感染、免疫不全
出生後48時間以内に元気消失、吸乳力低下、高熱または低体温、関節腫脹、下痢、急速な全身状態悪化
清潔な分娩環境、出生6時間以内の十分な初乳摂取(IgG>800mg/dL目標)、臍帯の消毒処理
血液培養と広域スペクトラム抗菌薬の静脈内投与。IgG測定と必要に応じた血漿輸血。ICU管理が理想的
※ 具体的な投薬・処置は獣医師にご相談ください。
早期発見・治療で生存率50-70%。多臓器不全に進展した場合は予後不良
FPT。IgG <400mg/dL。感染リスク増大。
膀胱破裂。牡馬に多い。腹部膨満・高K血症。
臍からの尿漏出。感染リスク。
臍部の腹壁欠損。小さいものは自然閉鎖。
臍帯遺残の感染。膿瘍形成。敗血症リスク。
在胎320日未満。低体重・筋力低下・不完全骨化。
NMS。周産期仮死。異常行動・無目的徘徊。
胎便の吸引。呼吸窮迫。出生時仮死関連。
1-6ヶ月齢。化膿性肺炎・肺膿瘍。
生後7-14日。母馬の発情期。自然治癒。
Rotavirus A。1-3ヶ月齢。水様下痢。伝染性。
C. perfringens / C. difficile。血様下痢。敗血症。
先天性/後天性。関節の屈曲拘縮。踵が接地しない。
分娩時酸素欠乏。多臓器障害。NMS。
OLWS。フレームオーベロ同型接合。腸無神経節症。致死的。
基底膜に対する自己免疫反応。水疱・潰瘍。
筋組織に対する免疫反応。急速な筋萎縮。クォーターホース系に好発。
好酸球の多臓器浸潤。皮膚・消化器・呼吸器を侵す。予後不良。
免疫複合体性血管炎。腺疫後に好発。四肢・頭部の重度浮腫。
多臓器の肉芽腫形成。慢性消耗・皮膚結節。
特定飼料成分への免疫反応。蕁麻疹・搔痒・消化器症状。
アラブ種の遺伝病。T・B細胞欠損。致死的。
粘膜免疫の低下。再発性呼吸器・消化器感染。
IMHA。自己免疫性赤血球破壊。貧血・黄疸。
IMT。自己免疫性血小板破壊。点状出血・鼻出血。
免疫複合体性血管炎。Streptococcus equi後。四肢浮腫・点状出血。
急性全身性アレルギー反応。蕁麻疹→呼吸困難→ショック。
SLE。多臓器自己免疫疾患。まれ。
薬剤アレルギー。皮膚反応から全身反応まで。
IMHA + IMT の併発。溶血性貧血 + 血小板減少。
リンパ系の腫瘍性疾患。多中心型・消化管型・皮膚型等。
造血系の腫瘍性疾患。貧血・白血球異常・出血傾向。
皮膚・陰茎・粘膜等の扁平上皮癌。紫外線曝露が関与。
灰色馬に高頻度。会陰部・尾根部。悪性化リスク。
最も一般的な皮膚腫瘍。BPV関連。6型に分類。
UV関連。無色素皮膚。眼瞼・陰茎・外陰部。
線維芽細胞由来悪性腫瘍。局所浸潤性。再発率高。
血管内皮由来悪性腫瘍。脾臓・皮膚。転移率高。
良性が多い。単発皮膚結節。
腸間膜の有茎脂肪腫。小腸絞扼の原因。高齢馬。
胃の悪性腫瘍。慢性体重減少・疝痛。予後不良。
鼻腔の良性ポリープ。片側性鼻漏・鼻閉。
篩骨甲介の悪性腫瘍。片側性鼻出血・顔面変形。
良性血管腫瘍。皮膚・皮下。新生子馬で自然退縮あり。
末梢神経鞘腫瘍。眼瞼に好発。
消化管のリンパ腫。慢性体重減少・低蛋白血症。
尿路結石。排尿困難・血尿・疝痛様症状。
腎前性・腎性・腎後性。乏尿/無尿。電解質異常。
進行性腎機能低下。多飲多尿・体重減少。
膀胱の細菌感染。排尿困難・血尿。
新生子馬。腹部膨満・高K血症。緊急手術。
腎臓の結石。慢性腎不全の原因。
腎盂の細菌感染。上行性。発熱・腎痛。
尿道の結石嵌頓。排尿困難。牡馬。
膀胱内のCaCO3結晶沈着。排尿障害。
尿細管の酸塩基調節障害。代謝性アシドーシス。
先天性。尿管の異常開口。尿失禁。
微小血管障害性溶血 + 急性腎不全。まれ。
膀胱の腫瘍。SCC。血尿・排尿困難。
発汗機能の消失。暑熱地域で問題。熱射病リスク。
蜂による刺傷。局所腫脹からアナフィラキシーまで。
ファイアアントの集団攻撃。多数の膿疱形成。
高温環境下での体温調節不全。体温上昇・頻脈・虚脱。
落雷による電撃傷。心停止・火傷・神経障害。
毒蛇による咬傷。局所腫脹・凝固障害・壊死。
毒蜘蛛による咬傷。局所壊死・全身症状。
長時間の繋留・運動不足による下肢浮腫。運動で改善。
臍ヘルニア・鼠径ヘルニア・腹壁ヘルニア。内容物嵌頓リスク。
Culicoides等の吸血昆虫に対するアレルギー反応。夏季の激しい搔痒。
自身の体を噛む・蹴る行動。牡馬に多い。ストレス・ホルモン関連。
Rhinosporidium seeberi。鼻腔のポリープ状肉芽腫。片側性鼻汁。
Sporothrix schenckii。皮下結節の連鎖。四肢に好発。人獣共通。
皮下の無痛性結節。コラーゲン変性。通常良性。
通常無症状のウイルス感染。セラー病との関連が研究中。
Coccidioides immitis。呼吸器・骨・皮膚。米国南西部。
裂傷・刺創・擦過傷。感染予防・破傷風予防。
火災・化学物質。深度による分類。感染リスク高。
極寒暴露。耳介・四肢末端。組織壊死。
火災後の気道損傷。遅発性肺水腫リスク。
水の吸引。肺水腫。二次性肺炎。
外傷・新生子馬。肺損傷・気胸リスク。
外傷。頸椎~胸腰椎。神経症状~起立不能。
外傷・スリップ。後肢跛行。直腸検査で確認。
中手骨・脛骨・橈骨等。予後は骨折型・馬のサイズで異なる。
繋靱帯の炎症。起始部・本体部・枝部。運動馬に多い。
SDFT炎。中手後面の腫脹。競走馬に最多。
DDFT損傷。蹄内病変はMRI必要。
関節側副靱帯の損傷。球節・蹄関節に多い。
電気柵・落雷。心停止・筋壊死。
釘・ガラス等の蹄底穿通。深部感染リスク。
落雷。心停止・火傷。複数頭同時被害。
筋区画内圧上昇。長時間横臥・麻酔後。筋壊死。
RAO。馬のCOPD。乾草粉塵アレルギー。咳・呼吸困難。
高温多湿下の運動。高体温・虚脱。
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