蹄葉炎

Laminitis
CRITICAL 緊急

概要

蹄葉(ラメラ)の炎症。蹄骨の回転・沈下に至る。代謝性疾患との関連が強い。

リスク因子・好発条件

肥満、過剰な穀類摂取、クッシング病(PPID)、EMS、対側肢の負重性蹄葉炎、胎盤遺残後の内毒素血症

臨床徴候

歩様異常(特に硬地での前肢痛)、蹄壁の熱感、指動脈拍動亢進、つま先立ち姿勢、横臥、Obel分類Grade I-IV

蹄が熱い 蹄葉炎のサイン(前に重心をかけたがらない) 蹄のそばの脈が強く触れる 元気がない・ぐったりしている 立ち上がれない・横になったまま

推奨検査(優先順)

1 X線検査(側面像 — 蹄骨角度確認) Radiography (Lateral — Coffin Bone Rotation)
2 血液検査(インスリン・ACTH) Blood Work (Insulin / ACTH)
3 蹄圧テスト Hoof Tester Examination

一般的な管理方針

獣医師と装蹄師の協力が不可欠。急性期は安静・冷却・疼痛管理。慢性期は矯正装蹄・食事管理。蹄骨のローテーション・シンキングの評価にX線が必要

予後

Grade I-IIは適切な管理で回復可能。蹄骨貫通例や重度のシンキングは予後不良。再発リスクが高い

予防策

体重管理、高糖質飼料の制限、春の放牧管理、PPID/EMSの早期発見と管理

※ 本ページは参考情報であり、獣医師法に基づく診断行為には該当しません。必ず獣医師にご相談ください。