疝痛

Colic
消化器 CRITICAL 緊急

概要

腹痛を主徴とする症候群。原因は多岐(変位、閉塞、捻転等)。死因上位。

リスク因子・好発条件

急激な飼料変更、砂地放牧、運動不足、ストレス、寄生虫感染、歯科疾患による咀嚼不全

臨床徴候

腹部を蹴る・見る、地面に転がる、食欲廃絶、排便減少・停止、頻脈、発汗、フレーメン反応。重症例では粘膜蒼白・CRT延長

お腹を気にする(蹴る・見る・寝転がる) お腹の音が少ない・聞こえない 元気がない・ぐったりしている 食欲がない 脱水のサイン(皮膚をつまんで戻りが遅い) 異常に汗をかく お腹が張っている 胃液が逆流する 便秘・便が硬い 上唇を巻き上げる動作が多い 歯ぐきの色の戻りが遅い(2秒以上)

推奨検査(優先順)

1 直腸検査 Rectal Examination
2 経鼻胃管挿入 Nasogastric Intubation
3 腹部超音波検査 Abdominal Ultrasonography
4 血液検査(CBC・生化学) Blood Work (CBC / Chemistry)
5 腹腔穿刺 Abdominocentesis

一般的な管理方針

速やかに獣医師へ連絡。飼料・水を一時撤去し歩行させる。疝痛の種類(閉塞性・変位性・絞扼性)により外科的介入が必要な場合がある

予後

単純な痙攣性疝痛は良好。絞扼性・捻転では早期手術が予後を左右する。手術成功率は施設・発見時期による

予防策

規則正しい給餌、十分な飲水、定期的な駆虫、歯科検診、砂地対策

※ 本ページは参考情報であり、獣医師法に基づく診断行為には該当しません。必ず獣医師にご相談ください。